「上がりそうだと思うものを
情報を聞きつけていち早く買って
上がるのを祈る」
「細かなチャートを分析して、
ちょこちょこ買ったり売ったりする」
この考えで株をやると9割、損をします。
ということを繰り返しお伝えしてきました。
初心者が株で損をせず資産を増やす方法を
お伝えしてきます。
株式投資の答えとは?
「半永久的に成長する企業の株を適切な価格で買う」
ことです。
後は時間にまかせ「複利」でのばしていきます。
かける時間は1年、2年ではなく、
10年20年以上の長いスパンです。
50万円で株を買って、
1年間で20%成長する企業の株を
買うと…50万円の20%ですから
50万円 ×(1.2培)をかけて1年で60万円になります。
+10万円の含み益になりますね。
これを
10年運用すると50万円×(1.2の10乗)
=309.58…309万円になります。
+259万円の含み益になりますね。
さらに
20年運用すると
50万円×(1.2の20乗)
=1916.87…1,916万円になります。
+1,866万円の含み益になりますね。
さらに
30年運用すると50万円× (1.2の30乗)
=1億1,868万円ここまでくると
原本の50万円が小さく見えます。
さらに
40年、運用すると50万円×(1.2の40乗)
=7億3488万円
50年、運用すると
50万円×(1.2の50乗)
=45億5021万円1つの企業レベルになりますね。
目先のチャートを追い続けるよりも
「永続的に成長する企業の株」を
「適切な価格で買って」
「長期で保有する」
ことが有利か
御理解いただけたかと思います
「成長し続ける企業の株」の共通点とは?
投資する会社は
何を判断基準にすれば良いのでしょうか?
Q,「会社の従業員数、大きさ、歴史でしょうか?」
A,「違います。
時代は移り変わるものです。」「10年前にシャープやダイエーが子会社になる
なんて誰が予想できましたでしょうか?」
Q,「財務諸表の売り上げと、赤字ではないかどうか?」
A,「それも必要です。」
「直近1~2年前後は予想することが可能です。
ただ、「それだけ」ではまだ足りません。」
会社を見る部分は、順番に以下の3つです。
- 戦略
- 会計(数字)
- 経営者
順に追って説明いたします
①戦略
どんな考えで経営しているのか?
会社の目指す目的地、「夢」は必ずあると思います。
そして「夢」と「現実」のギャップを埋めることを
「戦略」と言います。
いつも他の競合他社と
価格バトルをしている会社と
この会社にしか作れないモノ、サービスを
提供しているので、ある意味独占状態の会社が
あります。
ここで狙うのが、後者の方です
完全独占だと、証券法取引違反なのですが
独占(的)企業は存在します。
独占(的)企業は
そこでしか買えないので
自分で商品やサービスの価格を決められます。
これが競合他社とパイを奪い合うために
価格競争で薄利多売になったり
疲弊していくことはありません。
長く成長し続けられる企業の秘密です。
②会計(数字)
過去から現在に至るまでの数値です。
過去10年の数字を見ると
一貫して右上がりの傾向があると
複利の力となる
「半永久的に成長する企業の株」の可能性を含んでいます。
だから
会社の戦略を理解して
かつ
財務諸表や損益計算書を読む力が
必要になってきます。
③経営者
ただ、経営者がどんなに優秀だとしても
戦略(仕組み)のほうが重要になってきます。
例えば、孫正義やジョブスという良い経営者を
時代の流れに逆の日本の農業に赴かせたら
そこそこ成果は出せるとは思いますが
携帯、端末会社と同じくらいの
売り上げを出すのは厳しいでしょう。
いい「戦略(仕組み)」に
「良い経営者」を入れたら、さらに良い!
と捉えるほうが良いでしょう。
なので、
どんなに経営者がメディアに取り上げら、
カリスマ溢れ、魅力的に見えたとしても
戦略、決算書を一番初めに見て
判断しなければなりません。
会社経営は戦略が一番大事
①の戦略がダメだったら、
②会計(数字)と③経営者
を見る必要が無いのです。
また次の企業を探せばよい
ということです。
それくらい会社経営は
戦略が最も重要になってくるのです。
どんな会社、事業でも
戦略無き経営は、
競合他社と泥沼の戦いばかり
繰り広げるばかりでです。
10年、20年、30年、40年と
安定して右肩上がりの成長は難しいでしょう。
半永久的に右肩上がりで成長している企業は
どれも独占(的)企業だからです。
そんな独占(的)企業ほど
極めている戦略とは何か?
パターンが3つありますので
御紹介していきます。
ライバルの居ない独占(的)企業の3条件
「徹底的な経費削減」
企業の努力で他のライバルには真似できない
くらいの経費を削減できていることです。
例を挙げると
ユニクロ、しまむら、ニトリ…
なぜあれだけ安くしても売れるのか?
他の企業であれば利益が無くてやっていけない
というレベルの経費削減をしているところが
当てはまります。
差別化
差別化と聞くと
ドルガバ、バーバリー、ヴィトンなど
「高級ブランド」を思い浮かべると思います。
「高級ブランド」であっても無くても
共通しているのは
「固有名詞」で認識されているということです。
ペプシ・コーラ、モスバーガー、ドトール・コーヒー、
ペヤング、レゴランド…
などなどです。
グーグルやヤフーで
検索するときに「氏名」または「商品検索」
されているかどうか?
と言ったほうがわかりやすいかもしれません。
例えば「バッグ 高品質」とは検索しません
固有名詞で「ヴィトン」と検索します。
「飲食 パンと肉を挟んだ食べ物」とは検索しません。
固有名詞で「モスバーガー」と検索します。
「愛知県 レジャー施設」とは検索しません。
固有名詞で「レゴランド」と検索します。
そのブランドでしか手に入らない商品、サービスを
提供できているか否かが差別化の定義です。
事業を1つの分野に集中している!
1つの分野に集中しているとは
それだけ経営資源を1つにかけられているということです。
例えばファナックという会社は
工場用のロボットしか造りません。
多くの技術があるからといって
パソコンを作ったり、宇宙開発用のロケットや
軍事産業に手を広げたりしてません。
経営資源(人、物、金、時間、情報)は
限られているので、1つのことに絞ったほうが
成果を上げるには、それだけ効率が良いのです。
(工場用)に集中しているから
全世界の工場用のロボットの分野において
シェア50%を占めることが出来ると言えます。
他にも
パソコンメーカーの「DELL」は
スマホには手を出さず
パソコンの周辺機器しか作りません。
だから安く、高性能な商品を
作ることが出来るのです。
株式会社未来工業は
広告費をかけず、B to Bに集中。
この会社にしか作っていない
建設用部品も出しているので
日本で一番高い給与を支払えています。
株式投資をする前に
以上で説明した戦略が
半永久的に成長し続ける会社の
共通点です。
その会社の株を持っていることで
後は時間の力(複利)で
利益をもたらしてくれるのです。
いまから購入しようと考えている
会社の株を買う前に、
次は決算書を読めるように
ならなければなりません。
決算書の読み方について
説明していきますので
次回も引き続きよろしくお願いいたします。