なぜ古事記を伝えるのか?

古事記や日本神話では経営学だったり、
政治や科学、数学のことを
実は例え話で伝えているんだな。

なので、古事記を知ると
人間の心理学や、かけひきを学ぶことができて、

日常生活においての悩みの解決、
不安解消といったことにも
役に立つんだな。

ネットも無い過去の人々は
神話や物語を通して理解していたんだな。

だから日本書紀や古事記には、ヤマタノオロチのような頭が
8つの龍のような怪物が出てくるシーンがあるのぢゃが、
それを、そんなんただの作り話ぢゃないか!

と右から左へ流してしまうのではなく、

実際に、そのような怪物がいたのではなく、
昔の人は、その作り話で、
何を伝えようとしたのかを読み取るのか、

自分で解釈してみたり、研究することが、
神話や歴史を勉強するおもしろさなんだな。

ヤマタノオロチ伝説

むかしむかし、あるところに
オイタのはげしいマザコンでシスコンの
スサノオという人物がいました。

なので、あるひ家族会議を期に、
実家を追い出され、
川の上流に向かって道をとぼとぼ歩いてました。

スサノオは、もう何日も食べ物を食べていません。

お恵みを貰おうと、
どこの馬だか知らん人さまの村にたどり着きました。

しかし、村はさびれまくっていました。これが限界集落ってヤツか…

すると、都合の良い展開というか、
お話しでよくある泣いている幼女がいました

スサノオ(^q^)「ディユフッ!これはまさしく!恋愛ゲームにある親密度を上げて、仲良くなるというパターン!」

しかし、幼女のそばに
泣いている幼女のご両親?ジジィとババァもいました。

 

スサノオ(^q^)「こ…こ…こここここ、にんちは…」

老夫婦(^^)「………なんだこのオッサン…」

スサノオ(^q^)「あ、ああああ、ああああ、あ、あの…」

老夫婦(^^)「はっ!この閃光の輝き!救世主や!」

スサノオ(^q^)「………あ、あ、食べ物を…」

スサノオの前に、
なぜかコマンド画面が現れました。

めんどくさそうなので、
帰るを選択しました。

しかし、帰るを選択すると、
タイトル画面に戻ってしまいそうなので、

番組の都合上、仕方ない、っていうか、
エンディングがすべて見たいので、
とりあえず別名でセーブして、

ヤマタノオロチを倒すクエストに行くを選択しました。

幼女の名前が奇稲田姫(クシナダヒメ)って
いうらしく、ヤマタノオロチを倒す
クエストをクリアしたら、

幼女の奇稲田姫(クシナダヒメ)っていうガチャが貰える、
恋愛アクションゲームでありがちな展開で話が進みました。

ヤマタノオロチってのは、一つの胴体に8つの頭、
8つの尾を持ち、目はホオズキのように真っ赤であり、

体にはコケやヒノキ、スギが生え、
8つの谷と8つの丘にまたがるほど巨大で、
その腹はいつも血でただれている

キャラデザしたやつが
いかにも好みそうな中二臭いモンスターだな

スサノオは退治の準備の前に
レアカードと化した奇稲田姫(クシナダヒメ)の身
を爪櫛(クシ:の姿に変え、残り少ない髪にさし、

8つの門を立て
課金アイテム「8回も繰り返して醸造した強い酒」と言う
8つの罠を仕掛けました

そう、ヤマタノオロチが門を潜り抜けた先に
罠のお酒を置くのです。
ゴキブリぽいぽいの戦法ですね。

スサノオながら策士かと。

早速ヤマタノオロチが現れ、
仕掛けたお酒の罠にはまり
効果「眠る」という状態に陥りました。

そして主人公補正のかかったスサノオが
ヤマタノオロチに切りかかり
体を切り刻み始めたのです。

ヤマタノオロチという怪物は、
お酒で酔っ払ってしまっているので、
反撃できません。

ずっとスサノオのターン!

と言う感じで、
話の展開上、都合良く勝利し、
クエストの目標である

ヤマタノオロチという怪物を倒す
ノルマを達成しました。

そして、クエストクリアの特典として
天叢雲剣(あまのむらくものつるぎ)という
メルカリで転売したらそこそこ値打ちがありそうな
レアアイテムを手に入れました。

しかし、このアイテム、戦闘には向いておらず、
後に我らが慈母、天照大御神様に貢いだ挙句、
愛知県名古屋市熱田区にある
熱田神社のショーケースにしまわれることになった。

マタノオロチを無事退治し、
スサノオと奇稲田姫は出雲の地で
この後むちゃくちゃ…

という大団円的なオチで
エンディングを回収しました。

八雲立つ 出雲八重垣
妻籠(ご)みに 八重垣作る
その八重垣

めでたしめでたし

古事記は何を伝えたかったのか?

はい。なんとも作り話

これは日本書紀、古事記に出て来る

骨董無形なお話しかと思う人が多いと思います。

このお話は、
とある技術者が、洪水の氾濫を防いだ!

という解釈だと私は思っております。

洪水の氾濫、災害の恐怖
ヤマタノオロチという怪物に例え、
当時、いかに恐ろしかったかを

写真も文字もコピー用紙もユーチューブもない時代に、
物語に後世の人々にたとえ話で伝えたかったんでつね。

ヤマタノオロチを漢字で書くと
八俣遠呂智

実は蛇ではないんだな

というのは、海の波のことを表している
また、8という数字は、分からないくらい
沢山という言葉を表すときに、使う。

なので、ヤマタノオロチというのは、
八つという意味ではなく、数えきれないくらい、
たくさんという意味を表しているんだな。

 

ヤマタノオロチは自然災害を具現化したもの

オロチ → 悪露地

という当て字にすることもできるんだな。

悪露地は、水はけが悪く、
農耕や家を建てるには向かない
土地という意味だ。

その場所は盆地である。

地理的な話になるが、
山から流れる川を1本につなぐ場所
が盆地になるんだな。

そこは絶えず川の氾濫によって
家も土地も財産もすべて流されてしまう
災害を受けやすい場所だったんだな。

 

話に出てきたヒロイン、奇稲田姫(クシナダヒメ)は
盆地の田んぼのことを表現したんだな。

この田んぼを川の氾濫や洪水、自然災害で
流されたら、生活できないと、
ジジィとババァは泣いていたんだ。

そして、ジジィとババァは
その村の長ということだったのだろう。

そして、そこに訪れたスサノオは
実は技術者だったんだ。

洪水が起きないようにせき止め、
ダムの工事をしたり、

川の水は田んぼに水を引く時に使うから
水門をたくさんつくり、その水門はお酒で清めた。

という話をわざわざ
ヤマタノオロチ伝説という
物語にしていたんだな。

当時の最新テクノロジーであった堤防や
灌漑技術を技術者は伝え、
田んぼを整備し、河の工事をしたということを、
日本中に伝えようとした。

現代に例えるなら、
最新技術のオープンソースってことかな。

古事記の学び方

こんな感じで、ただの骨董無形なファンタジーにしか見えない
歴史や神話を当時の人は、何を伝えたかったのか?

を考えると、このシリーズを楽しんでもらえるかと思います。

まずは、漫画などで、ざっくり
古事記を物語として把握しておいて、
このブログやユーチューブのほうを
見てみると楽しめるかもしれない。

本屋さんに売っている解説書や観光雑誌とは違い、
私の主観と世界観に、バイアス(偏り)をかけているので、
違いがあり、知っている人も尚、楽しめる内容だと思います。

読んでくださり、「これ違うよ!」「デタラメ言うんぢゃぁない!」と、
教えてくださる方、我が知識の構築、更なる勉強にお役に立ちます。
是非、ご教示くだされば、ありがかき存じです!